FXの朝スキャEAとは?朝スキャEAの特徴と選び方

朝スキャ

FXの朝スキャEAの特徴と選び方について解説します。

FXの朝スキャEAとは?

朝スキャEAは、早朝時に窓が開いたタイミングを狙って逆張りする自動売買EAのことです。

MT4の0時台(日本時間の冬7時台、夏6時台)に取引量が一気に減った時に窓が開いたタイミングで反転を狙います。

逆張り手法ではありますが、勝率がかなり高く、利用するFX業者によっては大きな利益が狙える手法です。

朝スキャは勝率が高く安定しやすい

朝スキャは勝率が高く、比較的安定して利益が出やすいです。

以下に説明するFX業者によるものや、指標発表後やVIXが高い時は注意が必要ですが、それを除けば安定しやすいです。

自動売買を使っている人は朝スキャを利用している人も多いです。

朝スキャはFX業者によって大きく左右される

朝スキャはFX業者の取引環境に大きく左右され、スプレッドの開きや早朝時の約定のしやすさにも影響します。

早朝時になかなか約定しない場合、エントリーや決済で大きく滑ってしまい、大きな損失が出ることがあります。

また、早朝時のスプレッドが長く開いたままの業者の場合は、なかなか約定しなかったりスプレッド負けすることがあります。

朝スキャはFX業者をかなり選ぶトレード手法です。

指標発表の翌日は大きな損失が出ることもある

朝スキャは窓あきの反転を狙うため、前日の夜に雇用統計やFOMCで悪い発表があった場合、窓あきが反転せずにそのまま下落を続けることがあります。

そうすると、1回のトレードで大きな損失が出てしまうため、大きな指標発表の後にはトレードしないように気を付ける必要があります。

また、早朝時にニュージーランドの指標発表があることもあり、その時に悪いニュースが発表させると大きな損失が出ることがあります。

朝スキャは常時稼働ではなく、必要に応じて止める必要もあります。

VIXが高い時も注意が必要

朝スキャはVIX(恐怖指数)の影響が強いと言われていて、VIXが急激に高まると朝スキャで失敗することがあります。

高い状態が長く続くと安定してきますが、急激に上がったタイミングは朝スキャをストップするようにしましょう。

朝スキャEAの選び方

朝スキャEAの選び方を解説します。

バックテストで安定した成績のEAを選ぶ

まずはEAのバックテストをして、成績が安定しているか確認しましょう。

バックテストはできるだけ長い期間でテストをし、停滞期が少ないものが良いです。

ただ、バックテストの成績が良くなるように最適化しているEAもたくさんあるので、バックテスト結果はあくまで第一ステップとして考えましょう。

最大ドローダウンや平均損失、最大損失などを見る

バックテストをした時に、成績だけでなく、最大ドローダウンや平均損失、最大損失などもチェックしましょう。

平均利益に対して平均損失が大きい場合は、コツコツドカンのEAなので、負けた時の精神的負担が大きい傾向にあります。

そのようなEAはロットを上げにくいので、小さいロットで運用するようにしましょう。

また、最大利益に対して最大損失が大きい場合も、連敗した時のことを考えて、ロットは小さめで運用するのがおすすめです。

デモ口座もしくは小ロットでテスト運用する

バックテストの結果が良ければ、デモ口座かリアル口座の0.01ロットなどの小ロットでテスト運用しましょう。

テスト期間は長い方がたくさんのデータが取れるので、3カ月~6ヶ月くらいあると良いです。

この時に、「変なタイミングでエントリーをする」「動きが変、危なっかしいエントリーをする」「バックテストと比べて成績が悪い」などがあれば、利用するのは止めましょう。

「バックテスト結果=フォワードテスト結果」だと思っている人もいますが、バックテストが良くてもフォワードで成績が悪いEAはたくさんあります。

早朝時のスプレッドの狭いFX業者を選ぶ

朝スキャEAはMT4の0時台(冬7時台、夏6時台)のスプレッドが影響するので、早朝時のスプレッドが早く狭くなる業者を選びましょう。

FX業者によってはMT4の0時台がずっとスプレッドが広いことがあります。

通貨ペアもメジャー通貨ペアの方が早く狭くなりますが、少しマイナーだと狭くなる時間が遅いこともあります。

普段のスプレッドも重要ですが、早朝時のスプレッドもしっかりと調査しておきましょう。

稀に大きく負ける時があるので対策が必要

朝スキャは勝率が高いですが、指標発表後やVIXが急激に高まった時など、稀に大きく負けることがあり、場合によってはロスカットになる可能性もあります。

窓埋めを狙ってエントリーしたにも関わらず、相場が下落したままの場合があり、それが複数通貨ペア同時に発生すると大きな損失が出ます。

雇用統計やFOMCなど大きな指標後や、VIXが急激に高まった時などは朝スキャを動かさないようにしましょう。

リスク対策ができていればかなり安定するEA

朝スキャEAは比較的勝率が高めで、指標発表やVIXなどに注意をしていれば、比較的安定して利益を上げることができます。

FX業者によっては全然勝てないため、複数の業者で試してみて、一番利益を上げるFX業者を使って利用するようにしましょう。

他のEAタイプと合わせて利用しても問題ありません。

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