FXのブレイクアウトEAの特徴と選び方について解説します。
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FXのブレイクアウトEAとは?
ブレイクアウトはサポートやレジスタンスポイントを抜け、一気に流れが加速するのを狙った取引になります。
基本的には小さな損切りが多くて勝率が低いですが、利益が出る時は大きな利益が期待できます。
EAの種類によってはトレーリングストップ(上昇を続ける限り利確しない)が設定されているものもあります。
ブレイクアウトは勝率がかなり低め
ブレイクアウトEAは大きく伸びるタイミングを狙った手法なので、予想に反して伸びない時は決済するようになっています。
損切値は低めに設定されているため、半分以上の確率で損切りをし、一気に伸びた時に大きな利益を獲得します。
ですので勝率は50%以下になることが多いです。
損切pipsよりも利確pipsの方が大きい
ブレイクアウトEAの設定値を見てみると、損切りのpipsよりも利益確定のpipsの方が大きく設定されていることが多いです。
予想通りにトレンドが発生しない時は小さな損切りがあり、トレンドが発生すると大きな利益が上がります。
コツコツドカンの逆バージョン(利益は大きく損失は小さく)のパターンになります。
ブレイクアウトEAの選び方
ブレイクアウトEAの選び方を解説します。
バックテストで安定した成績のEAを選ぶ
まずはEAのバックテストをして、成績が安定しているか確認しましょう。
バックテストはできるだけ長い期間でテストをし、停滞期が少ないものが良いです。
ただ、バックテストの成績が良くなるように最適化しているEAもたくさんあるので、バックテスト結果はあくまで第一ステップとして考えましょう。
最大ドローダウンや平均損失、最大損失などを見る
バックテストをした時に、成績だけでなく、最大ドローダウンや平均損失、最大損失などもチェックしましょう。
ブレイクアウトの場合は利益の方が大きくなりがちですが、連続の負け回数や最大利益、最大損失などもしっかり確認して、安定しているかどうか見るようにしましょう。
デモ口座もしくは小ロットでテスト運用する
バックテストの結果が良ければ、デモ口座かリアル口座の0.01ロットなどの小ロットでテスト運用しましょう。
テスト期間は長い方がたくさんのデータが取れるので、3カ月~6ヶ月くらいあると良いです。
この時に、「変なタイミングでエントリーをする」「動きが変、危なっかしいエントリーをする」「バックテストと比べて成績が悪い」などがあれば、利用するのは止めましょう。
「バックテスト結果=フォワードテスト結果」だと思っている人もいますが、バックテストが良くてもフォワードで成績が悪いEAはたくさんあります。
スプレッドの狭いFX業者を選ぶ
ブレイクアウトEAは比較的スプレッドの影響を受けやすいため、スプレッドが狭いFX業者を選ぶようにしましょう。
スプレッドが広い業者だと利益が出にくい傾向があるため、できるだけスプレッドが狭い業者を使うようにしてください。
ブレイクアウトの場合は、業者の相性もあるので、複数の業者でテストしてみると良いかもしれません。
ブレイクアウトは成績が安定しにくい
ブレイクアウトは成績が安定しにくいので、月間成績マイナスが続くこともあります。
場合によっては半年間、毎月成績がマイナスになることもあり、判断が難しいEAが多いです。
ブレイクアウトは他のトレンドフォローEAがマイナスになっている時に利益を上げることもあります。
他のEAタイプと組み合わせて利用しよう
ブレイクアウトEAは比較的勝率が低めで、利益の方が大きくなりやすい傾向があります。
成績は他のEAタイプよりも安定しないことが多いので、複数のEAタイプと一緒に運用するのがおすすめです。
ブレイクアウトはトレンドフォローが負けている時に買ったりするので、1つは稼働させておくと良いです。