FXのナンピンEAとは?ナンピンEAの特徴と選び方

ナンピン

FXのナンピンEAの特徴と選び方について解説します。

FXのナンピンEAとは?

ナンピンEAは、相場がエントリーと逆方向に動いた場合、損切りするのではなくポジションを追加して平均取得単価を下げる取引手法です。

一般的には追加していく度にマーチンゲール(ロットを上げていく)手法を取ります。

少しずつロットを上げて行くので平均取得単価はどんどん下がっていき、利益が出るタイミングで全ポジションを決済して利益を確定させます。

損切りの無いナンピンは破綻する可能性がある

ナンピンEAの中には損切りロジックが入ってなく、含み損が多くなっても損切りせずに破綻してしまうものがあります。

ナンピン回数に制限を設けているEAは多いですが、損切り設定のないEAは長期でも運用できるかバックテストをして確認するようにしましょう。

ナンピンは成績が良く見えますが、大きなトレンドが発生した時にロスカットになる可能性があります。

ナンピン幅が広く長期運用できるEAもある

ナンピンの中にはナンピン幅が広めに設定してあり、長期運用できるEAもあります。

損切りが設定されていて、期待値の高いEAもあります。

破綻するナンピンEAの方が多いですが、中には良いEAもあるので、バックテストをすることで判断するようにしましょう。

ナンピンEAの選び方

ナンピンEAの選び方を解説します。

バックテストで安定した成績のEAを選ぶ

まずはEAのバックテストをして、成績が安定しているか確認しましょう。

バックテストはできるだけ長い期間でテストをし、最大ドローダウンが低いEAが良いです。

ナンピンEAはバックテストに近い成績になることはありますが、中にはカーブフィッティング(バックテストを良いものに改ざんすること)をしている人もいるので注意しましょう。

最大ドローダウンやリスクリターンをチェックする

バックテストをした時に、成績だけでなく、最大ドローダウンやリスクリターン(リカバリーファクター)をしっかりチェックしましょう。

ナンピンEAは成績が良くても最大ドローダウンが大きければ実質的に利益を得るのが難しいです。

“成績÷最大ドローダウン=リスクリターン”の方法でリスクリターンを計算できるので、リスクリターンの高いEAを選びましょう。

デモ口座もしくは小ロットでテスト運用する

バックテストの結果が良ければ、デモ口座かリアル口座の0.01ロットなどの小ロットでテスト運用しましょう。

テスト期間は長い方がたくさんのデータが取れるので、3カ月~6ヶ月くらいあると良いです。

この時に、「変なタイミングでエントリーをする」「動きが変、危なっかしいエントリーをする」「バックテストと比べて成績が悪い」などがあれば、利用するのは止めましょう。

「バックテスト結果=フォワードテスト結果」だと思っている人もいますが、バックテストが良くてもフォワードで成績が悪いEAはたくさんあります。

スプレッドも大事だがボーナスのある業者がおすすめ

ナンピンEAはスプレッドによって成績は変わりますが、トレンドフォローなどと比べるとスプレッドによる影響は小さめです。

スプレッドを重視するよりも、ボーナスなどで証拠金の不足を補う方がロスカットリスクを回避しやすくなります。

FX業者が提供するボーナスやキャンペーンなどを上手く利用して利益を出すようにしましょう。

ロスカットになっても期待値の高いEAもある

ナンピンEAは損切り設定がなくロスカットになるEAが多いですが、中にはロスカットになる可能性よりも利益の方が大きくなりやすいナンピンEAもあります。

定期的に出金をして、ロスカットになったら再入金して稼働する”という流れを定期的にすることで、利益を得ることも可能です。

ただし、利益よりもリスクの方が高いナンピンEAが多いので、バックテストやデモ口座によるテスト稼働で、しっかりと判断するようにしましょう。

ナンピンEAだけで1口座を使うのがおすすめ

ナンピンEAは1つのEAだけで口座1つを使ってしまうため、他のEAと混合して利用しない方が良いです。

損切りの入ったリスクの小さいEAであれば良いですが、ロスカットになる可能性のあるEAであれば、それ1つだけで口座を利用するようにしましょう。

ナンピンは破綻リスクが大きいので、事前調査をしっかりとやり、リスクの範囲内で稼働させるようにしてください。

コメントを残すにはログインしてください。

CAPTCHA