コピートレード詐欺の手口と資金の回収・詐欺に遭わないためには

コピートレード詐欺

コピートレードを使った詐欺は、数年に一度のペースで起きていて、被害者は資金を回収できずに泣き寝入りになることが多いです。

このページではコピートレード詐欺の手口と回収の可能性について、また、詐欺に遭わないための業者選びについて紹介していきます。

コピートレード詐欺の手口

コピートレード詐欺とは、コピートレード専用のFX業者を利用している人が、ある日突然強制ロスカットになり、FX業者やシグナル配信者と連絡が付かなくなることを言います。

コピートレードは、日々すごい勢いで利益が出ますが、何の前触れもなく突然ロスカットにされてしまいます。

利益が出ているように見えますが、実際にはFX業者は何の取引も行ってなく、取引プラットフォームの表示を改ざんしているだけになります。

いわゆるポンジスキームと呼ばれる「実際には何も運用していない」という自転車操業です。

シグナル配信者とFX業者が共謀している

コピートレード詐欺の特徴として、コピートレードのシグナル配信者とFX業者が共謀している点です。

シグナル配信者はSNSを使って人を集め、特定のFX業者で口座開設をさせます。

場合によってはLINEに誘導して集客をしたり、勉強会と称してSNSグループを作成します。

FX業者はシグナル配信者と手を組んでいて、利用者に利益が出ているようにMT4などの表示を改ざんします。

通常では考えられないスピードで利益が上がるので、利用者は興奮して追加入金をしたり、SNSで良い評判を流すようになります。

出金しようとしても遅延などを言い訳に出金できない

コピートレード詐欺は基本的に出金できない、もしくは出金額が小さい場合のみ出金できることが多いです。

ある程度、集客が完了する頃に出金申請をする利用者が出てきますが、あえて「出金遅延している」などと嘘を付き、出金を引き延ばします。

炎上を避けるため、場合によっては分割で出金したり、少額のみ出金に対応することもあります。

突然ポジションが強制ロスカットになり全員が逃げる

そして、集客が完了をすると、そのまま出金することなく、全シグナル配信者のポジションが一斉に強制ロスカットになります。

テクニカルを知っている人は、なぜこのタイミングで売買をするのか理解できない時に、急にロットを上げて損失を繰り返します。

FX業者はシグナル配信者に責任を擦り付け、シグナル配信者はFX業者や思わぬトラブルに責任を擦り付けます。

最初はトラブルに対応してメールなど返信をしますが、徐々に連絡が取れなくなり、最終的には誰も連絡が取れなくなります。

これがコピートレード詐欺の一連の流れになります。

コピートレード詐欺から資金を回収するのは難しい

コピートレード詐欺から資金を回収するのは非常に難しいです。

詐欺を立証することができれば回収できる可能性もありますが、確定的な証拠が多数必要なのと、実績のある賢い弁護士と提携する必要があります。

個人だと証拠を集めきれないので、積極的に動く被害者を複数人集め、グループで訴訟するようにしましょう。

FX業者のコピトレが詐欺である立証が難しい

まずFX業者がコピトレ詐欺に加担していた証拠を集めるのは難しいです。

なぜなら強制ロスカットになったのはFX業者が理由ではないからです。

もし、FX業者の過失(チャート改ざんなど)の証拠があれば、スクリーンショットなどを残しておくようにしましょう。

また、FX業者の登記簿を現地の国で取得したり、インターネットのWhois情報を集めるようにしてください。

収納代行を訴訟する

コピートレード詐欺で一番回収しやすい方法は、入出金を担っていた収納代行会社を訴訟する方法です。

収納代行会社は日本で登記している場合が多いので、登記簿を取得して代表者や取締役の情報、自宅住所などを特定します。

また、収納代行会社とFX業者が共謀している可能性が高いため、様々な方法で関係性を探って行きます。

ネットだけでは情報が集まらないので、関係者に連絡を取り、メールや電話、場合によっては面談をして情報を集めます。

このような詐欺では、途中で見捨てられた人や、退職する人、疑問に思いながら関与していた人などもいるので、そのような人から証言を得ましょう。

場合によっては陳述書にサインをくれたり、訴訟で証言をしてくれる人が見つかるかもしれません。

回収を目指すのであれば、収納代行をできるだけ早いタイミングで訴訟するようにしてください。

二次被害(着手金詐欺、探偵、回収屋)に注意する

コピートレード詐欺に遭った人が次に注意すべきなのは二次被害になります。

被害者には弁護士、探偵、回収屋と言われる不法集団などが近寄ってきます。

弁護士の場合は着手金を狙って契約を結び、実際にはほとんど動くことなく「回収できなかった」と報告して終わりになるケースが多いです。

(この場合も着手金詐欺の立証が難しい)

探偵も同じように着手金を受け取り、ほとんど動くことなく逃げられることもあります。

彼らは回収割合を下げて(被害額の50%など)加害者と交渉し、安易に交渉を終わらせるケースもあるので気を付けましょう。

詐欺の立証が難しいため金商法やその他の違法行為で攻める

日本で詐欺罪として訴えても裁判で勝つ可能性は低く、詐欺の立証は確定的な証拠がない限り非常に難しくなっています。

ですので、情報は集めつつ、金商法(金融商品取引法)やその他の法律違反の情報も集めるようにしてください。

基本的に「レバレッジが25倍を超えている」「特別の利益の提供(ボーナス、キャッシュバック等)」、「損失補てん(ゼロカット)」などは金商法違反になります。

また、収納代行会社が「資金移動業」を取得せずに入出金をしていたり、そのFX業者専用で会社を設立している場合は「共同不法行為」に該当する場合があります。

その他、利用していた外部サービス(メルマガスタンドやクラウドソーシングサイト、会社情報サイトなど)に開示請求を行なうことも大切です。

(SNSは誹謗中傷などを受けた場合のみ情報開示請求が可能です)

このような「情報収集+関係者の証言など」を永遠と繰り返しながら、訴訟に挑みましょう。

訴訟には数年かかる可能性もあるので、被害者側の費用と時間の犠牲は必要になります。

コピートレード詐欺に遭わないためには

コピートレード詐欺にあってしまっては回収が非常に難しいため、できるだけ詐欺に遭わないことが必要です。

詐欺に遭わないために、以下の点に注意しましょう。

運営歴の長い実績のある海外FX業者のコピトレを使う

まず安心して利用できるのが、運営歴の長い実績のある海外FX業者が提供するコピートレードです。

コピートレードで有名な業者はExnessやHFM、TitanFXなどがあります。

これらの業者が提供するものであれば、詐欺や資金の持ち逃げの可能性は非常に低いです。

ただ、コピートレードなのでロスカットリスクや、遅延によって成績が思うように上がらないこともあります。

複数の海外FX業者と提携しているプラットフォームを利用する

また、当サービスROBO COPYのように、複数の海外FX業者と提携している場合も良いかと思います。

ROBO COPYはIB(アフィリエイト)の立場であるため、入金は各FX業者になります。

ですので、詐欺をするメリットもなく、持ち逃げすることもありません。

ROBO COPYは実績が長くこれまでのトラブルが少ないFX業者を選定して契約しているので、業者とのトラブルもほとんどないかと思われます。

詐欺に遭ってからでは回収が難しいので事前にしっかり調べよう

コピートレード詐欺について解説して来ました。

詐欺に遭ってからの回収は非常に難しく、詐欺の場合は警察も動かないことが多いので、刑事も民事も難しいです。

回収できる可能性はありますが、それには多大な時間と調査費用が必要になってきます。

できるだけ事前に調べ、安心して利用できるコピートレード業者を利用しましょう。

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